国家元首はデンマーク国王であるが、域内行政は自治政府によって行われている。行政の長は首相 (Logmenn) であり、議会により選出される。フェロー諸島議会 (Logting) は33名の議員で構成されており、4年ごとに選挙が行われる。これとは別にフェロー諸島はデンマーク国会にも2議席を有し、別途選挙により議員を選出している。
デンマーク本土から距離があることや、第二次世界大戦中の自治経験より独立運動があり、2000年代においては独立派が多数となっている
アイルランドの修道士が最初に発見して修道院を築いていた。その後、9世紀頃ノルウェー西部からノルマン人(ヴァイキング)が入植し、11世紀にはノルウェー領となった。1380年、ノルウェーとデンマークが同君連合(後のカルマル同盟につながる)に入って以来は、デンマークの支配を受けている。ただし第二次世界大戦中はデンマーク本土とは分断され、イギリスの占領下にあった。この期間の住民自治が自治政府要求の住民運動につながった。1948年には国防と外交の一部を除く権限を持つ自治政府が成立した。ちなみに本国は1973年にECに加盟したが、フェロー諸島は本国とは異なる独自の外交路線を歩み、現在もEUに加盟していない。